2022.5.6の金曜ロードショーは『崖の上のポニョ』が放送されると話題になっています。
崖の上のポニョといえば、津波のシーンがある事で物議を醸しましたよね。
また、それに合わせて都市伝説もネット上を飛び交いました。
ジブリ作品の中でも、デリケートな問題を抱えた『崖の上のポニョ』が何故放送決定されたのでしょうか?
また、元々耳をすませばが放送される予定だったはずが、何故放送を変更したのでしょうか?
今回はこの疑問を考察していきたいと思います。
目次
崖の上のポニョ津波シーン

とてつもないインパクトを残したのが、この津波シーンですよね。
未知なる物体が迫り来るという恐怖が、一気に世界観に引き込まれます。
津波シーンに対する声
崖の上のポニョも実際にあった話じゃないしフィクションだけど、津波の描写で嫌な気持ちになる人がいる。現実で、被害を受けたことがある人からすると「フィクションだから」と割り切れないことがある。
現実の被害とは無関係に生きてきた人からすると「フィクションなんだから大事にしすぎ」とか— ももみあげ (@zJI4sYL5b7DaYOo) April 29, 2022
崖の上のポニョ
劇場で観て、幻想的なお話だと
思ったけど…。あれは津波だよね…— yoko@shinohara 🌸🇫🇷 🗼 🇫🇷🌸長崎 に 憧れ (@fr_green) April 29, 2022
崖の上のポニョが放送されたのは2008年ですが、2011年の東日本大震災を経験した日本人がみると、得体の知れない恐怖に襲われますよね。
崖の上のポニョ津波の理由は?
冒頭のような津波が起こった理由は、ポニョと宗介の出会いから始まります。
出会いから津波が引き起こされるまでの流れを、振り返ってみましょう。
ポニョと宗介の出会い
海辺にある小さな街に住む主人公の宗介(5歳)はある日、海に捨てられたジャムのビンに頭が挟まり溺れているポニョに出会います。

ポニョは、海の女神グランマーレの母と、魔法使いの父フジモトに育てられていましたが、クラゲに乗って家出をした所でした。
ポニョを見つけた宗介は、ビンを割って救いだし、そのまま飼う決意をしました。
同じ時間を過ごす2人は、ゆくゆくお互いが好きになっていきました。
ポニョの反抗と強力な魔力
ポニョが家出した事に気付いたフジモト(父)はポニョを海へ連れ戻しにかかります。

ポニョの父は、家の井戸に、”命の水”を蓄えていました。
しかし、この井戸が満杯になると、忌まわしき人間の時代に終わりを告げ、再び海の時代が始まるというものでした。
捕まってしまったポニョでしたが、また宗介に会いたいと考え、逃げる事を決意。
しかし逃げる際、命の水を蓄える井戸へ海水を注ぎ込んでしまいます。
すると“命の水”はポニョを取り囲み、またたくまに人間の姿へと変貌します。

そして更には、グランマーレの娘であるが故に、強い魔力を秘めていたポニョは、激しい嵐を巻き起こします。

そして、押し寄せる大きな津波と魚である妹たちに乗って、ふたたび宗介たちの前に現れたポニョ。

巨大な津波に恐れ慄く周りを背に、人間の姿をしたポニョを見つけた宗介は、再会を喜んだのでした。
崖の上のポニョ都市伝説
崖の上のポニョは死後の世界説
『崖の上のポニョ』featuring スタジオジブリという雑誌のインタビューの中で、作詞を担当した久石譲さんがこう答えています。
『崖の上のポニョ』という作品は”子ども向け”に見えますけど、全然”子ども向け”じゃないですからね。人間の生と死とか、現実に生きている世界と裏返しの世界の間の物語なんですよ。
引用:https://hibikihajime.com/blog/27401/
現実に生きている世界と裏返しの世界の間の物語であるという発言から、死後の世界ではないかという噂がジブリファンの間で広がりました。
また、津波が襲った街に居た人々が誰も消えていない。
さらには、足腰が不自由だったはずの人々が、悠々と歩き始める場面が描かれています。
上記の事から、やはり元々崖の上のポニョは死後の世界なのではないかという説得力が増しました。
耳をすませばと放送変更の理由
2022.5.6の金曜ロードショーは本来『耳をすませば』が放送予定となっていました。
しかし、放送内容の変更が告知され、『崖の上のポニョ』が放送決定となりました。
放送が変更になった理由とは?
魔女の宅急便から、耳をすませばの流れを楽しみに待っていたジブリファンの声が続々とあがっている中、何故突然放送内容が変更になったのでしょうか?
結論としては、以下の通りになります。
声優の出演時間が裏被りしているから
耳をすませばで、天沢聖司(あまさわ せいじ)の声優を勤めたのは、俳優の高橋一生さんです。

しかし、高橋一生さんは、金曜ドラマ「インビジブル」に出演中となり、芸能界ではご法度とされている裏被り問題が起きてしまいました。

インビジブルの放送時間は金曜日夜22時。
金曜ロードショーの放送は21時となるため、それ以降の時間が裏被りという事になってしまいます。
この事から、耳をすませばの放送を取りやめ、崖の上のポニョを放送するに至ったという考察が可能となります。
放送変更を悲しむ声
来週の金ローが耳をすませばだー!と喜んでたらスッと変更になっていて残念。。今年のどこか放送してほしいなー☺️📺✨
— ツバメ chelsea*moco (@moco_cherubim) May 1, 2022
『魔女の宅急便』何度見ても素敵な作品
ハッとさせられるセリフも多いんよね来週の耳をすませばがジブリで1番好きだから放送変更残念すぎる🥲
— さく (@____sakura0) April 29, 2022
裏被りだからしょうがないという声は100も承知とはいえ、楽しみにしていた放送が突然無くなるのは、悲しいですよね。
しかし、かならずまた放送される日が来るでしょうから、その時まで楽しみはとっておこうという前向きな気持ちが大切なのかもしれませんね。
まとめ
今回は、崖の上のポニョの津波シーンを振り返るとともに、ネット上を飛び交う都市伝説を1つご紹介しました。
また、耳をすませばから突然、崖の上のポニョに放送が変更された理由について、まとめました。
年代を問わず愛されるジブリ作品ですが、どの作品も必ず1つは都市伝説が噂されていますよね。
また、老若男女を問わない分、過激なシーンが組み込まれる事もあり、その時の年齢に合った見方ができるのが、ジブリ作品の良い点だと思います。
今後もジブリ作品から目が離せませんね。